2012年02月01日

二本松市 同朋幼稚園保護者の方たちにお話を聞いてきました

先週末(1/28土)、二本松市・同朋幼稚園で、保護者の方約13名にお話をうかがってきました。この幼稚園は、チーム二本松の佐々木道範さんのところのお寺(親せき)が運営しています。以下は、私の印象をまとめたものです。もし詳細にご興味のある方がいらしたら、ご連絡ください。

☆避難について
・避難を考えない・考えなかった人など、いない
 「迷うことってありますか?」と聞くと、「それは、避難…」と必ず返ってくる
 みんな悩んだ末の決断
・お金がかかる、よほど余裕がないと無理
・「子どものこと心配じゃないの?」と言われるのが辛い
 みんなこの言葉をおそれてか、「気をつけてる」ことから話そうとする感じがした
 「うちはあまり気にしてない」と口にするのは、けっこう勇気のいることだろう
・出身が県外の人はとくに「なんで(実家に)帰らないの?」聞かれやすいが
 それがまた辛い様子
・「将来もだいじだけど、今もだいじ」
・避難した人とは、壁もなにも、その後は交流なくなるので、それきり…
 (ツイッターなどしている人はいなさそう)

☆差別のこと
・「差別」という言葉をつかった人は、ひとりもいなかった
・車のナンバーのことは、いまだにみんなすごく気にしてる
 いまは大丈夫だろうと思いつつ、事故後、貼紙をされたなどの
 ウワサは多く、それを思うと…という感じ
・イジメが心配で(県外に)出たくない、と言った人も多かった
・「まず親たちに、ちゃんと福島のことを理解してほしい」という声も

☆食べ物について
・3世代同居の人、祖父母が気にしないので困ってる人が数人
 あの世代は、テレビが「規制値内だから大丈夫」といえば、信じてしまう
 放射線は、年代によって受ける影響が違うことを、テレビなどでもっと伝えてほしい
・祖父母やご近所がもってくる野菜に困っている人も多い
・みんな、なるべく県外産のものを食べようとしてる
 申し訳ないと思うのか「自分はいいけれど、子どもたちには…」と
 付け加える人が多い(関東と同様か…)
・実家がお米農家の人でも、仕方ない、という感じ
 (みんなが食べないからって怒ってなどはいない)

☆線量バッジのこと
・結果は来たけれど、これじゃはっきりしない、と思ってる人多そう
 平均値も信頼できない 3か月の値→1年分の計算式も(自治体で違うなど)
 ホールボディカウンタで内部被ばくの検査受けるのが一番確かだと思っているが、
 二本松市内で線量が高い地域(阿武隈川の向こう)が優先なので、
 こっちのほう(竹田)は、なかなかまわってこない…
 (みんな、そこは仕方ないと思っている様子)

☆子どもへの伝え方
・あまり詳しいことは伝えてない 年齢が年齢なので
 爆発直後は「バイキンがいっぱいだから外に出ちゃだめ」と説明した人が多い
 人によって、食べ物のことまで話してたり、がんになることまで話してたり、
 あるいはほとんど話してなかったりする 幼稚園でもそこそこ伝えていた様子

☆前の向き方
・みんながそれぞれ、「うちは、こういうところがよかった」という点を見つけて
 ほっとしているところがある
 「うちはちょっと線量が低い」「うちの子どもはもともと外遊びが嫌いでよかった」
 「もともと野菜が嫌いで助かった」等

☆「郡山は線量がわりと一律みたいですけど、こっちは凸凹が…」などといっても、
 みんな全く知らない様子。二本松のなかでどこが高いとかは知っている。

☆計測器で測ってる人でも、具体的な数値はあまり言わない人が多い。

☆かかったお金について
・線量計、高圧洗浄機、帰省の交通費、県外産の野菜など、余分にかかったお金は多い
 領収書はいちおうとってあるが、請求できるのか? という感じ
 外遊びできない分、室内の習い事やスポーツをはじめた人も何人かいた
 そういった間接的な、気づかない費用もけっこうかかってるのでは
 (本やおもちゃとか… ←未確認)
・補償金については、触れた人少なかった。「ぜんぜん足りない」と言ったのは、
 福岡に3人のお子さん連れて帰省されてたお母さん。

☆報道について
・「福島のことが忘れられちゃう」という危機感をもってる人が多い
 全国ニュースで報道されているのか? 新聞の全国版に載ってるのか?
 私や親は福島ニュースに敏感なので、毎日のように「また福島のニュース」と思う
 とても少ないとは思えないのだが、福島にいると…?
・一方で、「ふつうに生活してることを知ってほしい」という声も
 関東から来る営業の人に「意外とふつうですね!」と毎回必ず驚かれるので、
 「どんなの想像してた?(汗」と思うそう
・(生活自体はわりと「ふつう」だけど、中身の異常さが継続してることを伝えるのは
 なかなか難しいかも…)

☆情報についての不満
・福島県民に情報が来なかったことは、多くの人が不満を口にしていた 
 国を信頼できない
 おば「でもきっと発表すると、みんながパニックを起こすって
 思ったんでしょうけど…」 このものわかりのよさ…私にもある、福島県的な
・なかには幼稚園ではかってる数値も信じられない、という人も
 幼稚園で線量計を借りて、自分で測ってもなお、信じられない様子
 この方は、どんな情報があれば、信じるのだろう…?

☆今後の心配
・雪解け後の線量や、山からの水の行方を心配する人も
・来年から小学校、給食を心配する人も

☆レポートではわりとはしょってしまったが、幼稚園でやっている長期休暇中の
 一時避難(費用をほぼ園が負担)や、支援物資(野菜や米、水など)の支給には、
 感謝してる人が多かった
 (チーム二本松への支援、みなさま、よろしくお願いします)

☆東京のほうでは、夫婦やママ友間で、心配の度合いやポイントが違うなど
 温度差の話など聞くが、二本松ではあまり多くなさそう わりと共有してる感じ

※幼稚園ながら、みんな共働きの様子

team_nihonmatsu_logo.jpg

douhou_logo.gif
posted by れ at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | しごと系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。